雨ですね。
エルニーニョやら前年のラニーニャの残りとか、いろいろ言われていましたが、今年の夏も暑そうです。
雷を伴った激しい雨にも注意!!災害が起こらないことを祈ってます、福岡の女性税理士・社労士の滝口綾子です。
気温が30度を超えなくても、湿度が高いと、滝汗で身体に堪えますね(-_-;)
コロナ・インフル・ヘルパンギーナの流行拡大、油断せずに行きましょう~★
新しい資本主義の実現
に向けた公益法人制度改革として、今月最終報告が取りまとめられました。
公益法人は「赤字でなければならない」とずーーっと言われてきましたよね。
担当者によっては、「赤字だけでは組織が存続しないから。。」ともっともらしいお言葉を発する方もいらっしゃいましたが。
認定を受けた事業をそう簡単に変えられる訳もなく、資金の流れを見ていく我々はすごく違和感を感じてました。
現制度の前提が、課税を受けずに形成された資産の存在と不祥事があったように思います。
また、内閣府(都道府県担当課)VS 課税庁で、お互いに主張する部分と踏み込めない部分がありました。
こちらを立てればあちらが立たず、公益法人がバランスを欠く運営(経営)と、がんじがらめの煩雑な手続きに疲弊する様子は歯痒かった(現在進行中)です。
弊所として大きく関わる点としては、
◇ 収支相償原則の改正
~ 単年度 ⇒ 中期的均衡
◇ 公益法人会計基準の改正
~ 内部貸借を伴う区分経理必須
~ 正味財産増減計算書 ⇒ 活動計算書?
今後も注目です!!
改革の3つのポイント
1.柔軟・迅速な公益活動展開のために
内閣府HPより
・資金のより効果的な活用のための財務規律(収支相償原則や遊休財産規制)の柔軟化・明確化
・柔軟・迅速な事業展開のための行政手続きの簡素化・合理化
2.国民からの信頼・協力を得ていくために
・法人の透明性の一層の向上
・法人による自律的なガバナンスの充実
3.民間による公益的活動の活性化のための環境整備
・公益信託制度改革(公益法人認定法と共通の枠組みで公益信託の認可を行う仕組みへ)
・公益法人による出資等の資金供給についての考え方の整理
・法人・経済界等との対話の推進、インパクト測定・マネジメントの普及
これからもっと具体的に出てくるかと思います。
とりあえず、今年の夏には方針や税制改正・予算などの要望書も出てくるのではないでしょうか?
施行までは2年程度、様子を見ながら組織をそして頭の中を整理して再編しなければならないと思います。
「公益法人の成長と発展」のために、変化はチャンス!ピンチはチャンス!ですね。